院試とか就職とか

 僕の所属する大学の大学院入試の口頭試問が昨日の8/24に行われましたが、色々々々々々々あって辞退しました。ネットの知り合いと話しながら最終的に決めたのですが、底に至るまでをせっかくなので備忘録として残しておこうかなと思ってこの記事を書いています。

学部二年くらいから遡るので多分長くなります。

学部就職したい期(学部2年~学部3年の最後)

  入学一年もすれば自分が大学に向いているのかどうかというのが何となく分かるようになり、まあ自分は向いていない側の人間でした。学部のことには興味がない、勉強もしたくない。ちょうどその時プログラミングスクールでインターンという名のバイトをしていて、おそらく人生で初めて面白いなと思って自主的に勉強をはじめました。

こんな楽なことでお金がもらえるならもうこのままwebエンジニアとして学部就職したほうが幸せなんじゃないかと思い始め、絶対に学部就職してやるとなるまで時間はかかりませんでした。

当時はサークルのことでも少し問題があり、大学に関すること全てに気が滅入っていたのも合ったかもしれませんが、将来の選択肢をwebエンジニア一択に絞っていたと思います。いくつかの企業でバイトをして、仕事としてやっていけるという感覚を掴んだのもこのときだと記憶しています。

大学院に行ってもいいんじゃないか期(学部4年前期)

 学部四年になると一大イベント、研究室配属&研究が始まります。研究を始めたばかりの時は右も左もわからなかったのですが、OBの方々が書いた論文をmatlabでアプリ化したりしていました。それが非常に教授たちに受け、無駄に成功体験を味わってしまったのが地獄の始まりだったと今なら思います。

その時の体験から、自分は「研究にもしかしたら向いているかもしれない」と勘違いし始めます。研究(と当時は思っていたもの)は思ったより楽しいし、研究室の人たちも優しいし、別に院進してもいいんじゃないかと思い始めます。

この時点で内定は頂いていたのですが、あまり名の知られていない企業というのもあって院に行ったほうが幸せになれるのではないか、自分はwebエンジニアリングに興味がないのではないかと漠然と思い始めます。

じゃあ院試受けるか、ということで勉強を始めるのですが、興味がないので当然勉強はしたくありません。そこで本当に院に進学したいのかを考え始めます。

現在(学部四年夏休み)

 考えた結果、僕は大学院に進学する自主的な理由がありませんでした。教授はどうしても僕に進学して欲しく、受けないと行っても聞く耳を持ってくれませんでした。正直勉強はもうしていなかったので筆記試験で落ちるだろうと思い、開放されるために院試は受けると伝えました。

しかし、3割ほどしか解答を埋めていないのにも関わらず筆記試験が通ってしまいました。本当にあってないような試験だなと、自分のことは棚に上げて大学に勝手にがっかりしていました。

そこで、「いや、勉強が嫌なだけで研究はそこまででもないかもしれない。棚ぼただと思っていっそ進学するか?」という気持ちがまた芽生え始めてきました。親も自分に期待してくれていて、教授がここまで言ってくれて・・・。

それをうじうじ悩みながら口頭試問当日になりました。その前日から朝にかけてネットの知り合いと雑談をしていたのですが、そこで相談しながら自分の気持ちを整理して、やっぱり進学はないな、と決めました。

研究に関してはすべて他人の気持ちで、自分がしたいという気持ちは微塵もありませんでした。他の人が褒めてくれるから、向いてると言ってくれるからやっている状態。加えて学部の今でももう留年しそうなのに、あと二年も絶対に耐えられないと思いましたし、雑談相手にも言われました。

何がなんでもwebエンジニアになりたいわけではありません。しかし、すでにそこまで楽しくないものと、まだこれならやっていけそうだなというものなら普通に考えれば後者を選ぶと思います。

もしかしたらこの記事を見返して後悔することがあるかもしれません。それは院に進学しても同じことで、教授が責任をとってくれるわけでもありません。なら自分で決めた選択肢で後悔しようと決めました。

高みを目指す人生ではなく、程々に妥協しながら惰性で生きていく人生も良いのかなと。まずは卒業できるようにがんばります。